ナノポーラス液晶

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: OQD21020

グループ名: 【C】電子・情報・システム部門 光・量子デバイス研究会

発行日: 2021/06/13

タイトル(英語): Nanoporous Liquid Crystals

著者名: 田中 健太郎(名古屋大学)

著者名(英語): Kentarou Tanaka(Nagoya University)

キーワード: ナノスペース|液晶|自己組織化|ソフトマテリアル|Nanospace|Liquid Crystal|Self-assembly|Soft Materials

要約(日本語): 分子サイズの連続的な細孔を流動性物質の中に構築することにより、新しい分子組織場となり、分子の配向集積、限られた空間での反応など、特徴的な機能が期待できる。1～2.5 nmの空孔を持つ大環状化合物がカラム状に自己組織化して形成した液晶は、そのカラムの中心にナノチャンネンルができ、ナノポーラス液晶となる。本発表では、流動相である液晶の中に、継続的かつ連続的なナノ空間が存在することを明かとし、そのナノ空間を利用した分子配向集積、化学反応の例を紹介する。

要約(英語): Discrete and continuous nanospaces in fluid materials have great potential to be novel molecular media for molecular assemblies and molecular reactions. Recently, we have reported liquid crystals composed of columnar stacked macrocyclic molecules. In this paper, we prove the existence of the continuous nanospaces in the middle of the columns and show their ability to accommodate guest molecules.

本誌: 2021年6月16日光・量子デバイス研究会

本誌掲載ページ: 7-9 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 4,921 Kバイト