佐藤充著『高等教育物理学』の電磁気学におけるエーテルの取り扱い

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: HEE23002

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 電気技術史研究会

発行日: 2023/02/28

タイトル(英語): On the treatment of Ether in the chapter on Electricity and Magnetism in the physics textbook "Koutou Kyouiku Butsurigaku (The Higher Education Physics)"

著者名: 千葉 大輔(日本大学),雨宮 高久(日本大学)

著者名(英語): Daisuke Chiba(Nihon University),Takahisa Amemiya(Nihon University)

キーワード: 電磁気学|エーテル|電場|磁場|『高等教育物理学』|物理学教科書|Electricity and Magnetism|Ether|Electric field|Magnetic field|"Koutou Kyouiku Butsurigaku (The Higher Education Physics)"|Physics textbook

要約(日本語): 旧制第二高等学校教授・東北帝国大学講師である佐藤充が執筆した『高等教育物理学』下巻(1928(昭和3)年刊行)には、特殊相対論を取り扱った章が記されている。ところが、同書の電気学や磁気学に関する説明の中には、電気的・磁気的作用の媒質であるエーテルが登場している。本稿では『高等教育物理学』において、相対論で存在が否定されるエーテルが、電気学・磁気学の章の中でどのように取り扱われていたのかについて分析する。

要約(英語): The physics textbook "Koutou Kyouiku Butsurigaku (The Higher Education Physics)" written by Mituru Sato was published from 1927(first volume) to 1928(second volume). A purpose of this paper is to analyze the explanation related to Ether in the chapter on Electricity and Magnetism in this textbook of the second volume.

本誌: 2023年3月3日電気技術史研究会

本誌掲載ページ: 5-10 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 849 Kバイト