イプシロンニアゼロ材料を用いた誘電率制御に起因した磁気光学効果

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: MAG23081

グループ名: 【A】基礎・材料・共通部門 マグネティックス研究会

発行日: 2023/08/05

タイトル(英語): Magneto-optical effect caused by permittivity control of epsilon near zero materials

著者名: 池田 賢司(電磁材料研究所),Liu Tianji(中科院長春光機所),太田 泰友(慶応大学),岩本 敏(東京大学),小林 伸聖(電磁材料研究所)

著者名(英語): Kenji Ikeda(DENJIKEN),Tianji Liu(CIOMP),Yasutomo Ota(Keio university),Satoshi Iwamoto(The university of Tokyo),Nobukiyo Kobayashi(DENJIKEN)

キーワード: イプシロンニアゼロ|インジウム錫酸化物|磁気光学効果|ファラデー効果|ナノグラニュラー|薄膜|epsilon near zero|ITO|magneto-optical effect|Faraday effect|nanogranular|thin films

要約(日本語): 誘電率の実数成分が零となるENZ特性を示すITO薄膜の誘電率と磁気光学効果の解析を行った。その結果、赤外通信波長帯においてENZ特性を確認し、ENZ特性近傍ではFaraday回転角のピークが確認された。ENZ特性は、磁気光学効果を増強する効果があると考えられる。一方、CoとITOからなるナノグラニュラー薄膜では、赤外通信波長帯においてENZ特性を示し、Faraday回転角の増加が確認された。ナノ磁性粒子により磁気光学効果が増強されたと推測できる。

要約(英語): We have measured the magneto-optical (MO) properties of ITO films exhibiting ENZ effect, and analyzed the correlation between permittivity and the MO effect. Enhanced MO effects were found caused by permittivity change of ITO films. Co-ITO nanogranular films show enhancement of MO effect due to their nano magnetic particles.

本誌: 2023年8月8日-2023年8月9日マグネティックス研究会

本誌掲載ページ: 85-90 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 803 Kバイト