F-DLCコーティングチタンがヒト骨芽細胞のI型コラーゲン遺伝子発現に与える影響

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: OQD23040

グループ名: 【C】電子・情報・システム部門 光・量子デバイス研究会

発行日: 2023/08/22

タイトル(英語): Influence of F-DLC-coated titanium scaffolds on gene expression level of type I collagen in human osteoblast

著者名: 山口 大貴(北里大学大学院),松井 詠里世(北里大学),武田 空悟(北里大学大学院),吉田 和弘(北里大学大学院/北里大学),内田 健太郎(北里大学),酒井 利奈(北里大学大学院/北里大学),高相 晶士(北里大学),氏平 政伸(北里大学大学院/北里大学)

著者名(英語): Daiki Yamaguchi(Graduate School of Kitasato University),Erize Matsui(Kitasato University),Kugo Takeda(Graduate School of Kitasato University),Kazuhiro Yoshida(Graduate School of Kitasato University/Kitasato University),Kentaro Uchida(Kitasato University),

キーワード: Ｆ－ＤＬＣ|チタン|オッセオインテグレーション|ヒト骨芽細胞|Ⅰ型コラーゲン|遺伝子発現|F-DLC|Titanium|Osseointegration|Human Osteoblasts|Type Ⅰ Collagen|Gene expression

要約(日本語): 体内埋込材料として広く用いられているチタンやチタン合金は、骨との親和性が高いため一時留置デバイスでも骨と強く癒着して抜去に難渋することがある。本研究はF-DLCをチタンにコーティングし、in vitro試験により骨形成関連物質の一つであるⅠ型コラーゲンの遺伝子発現量を測定した。F-DLCはチタンに比べてⅠ型コラーゲンの遺伝子発現が有意に低値であり、骨との癒着を抑制する可能性が示唆された。

要約(英語): Titanium and titanium alloys, which are used as implantable materials, have a high affinity with bone. Therefore, their cause adhesion to bone in temporary implant. In this study, F-DLC was coated on titanium and the gene expression was measured in vitro. F-DLC showed significantly lower gene expression of type Ⅰ collagen than titanium.

本誌: 2023年8月25日光・量子デバイス研究会

本誌掲載ページ: 55-57 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 721 Kバイト