日本におけるグロス・ビディングの終焉

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: PSE23225

グループ名: 【B】電力・エネルギー部門 電力系統技術研究会

発行日: 2023/12/05

タイトル(英語): The Demise of the Gross Bidding in Japan

著者名: 草薙 真一(兵庫県立大学)

著者名(英語): Shinichi Kusanagi(University of Hyogo)

キーワード: グロス・ビディング|旧一般電気事業者|日本卸電力取引所|全量買戻し|透明性|自由化|Gross bidding|Former General Electric Power Company|JEPX|full repurchase|transparency|liberalization

要約(日本語): 日本において2017年から実施されてきたグロス・ビディングは、主として旧一般電気事業者がJEPXでの取引を介して行う自主的取り組みで、これを廃止する方針は2021年夏に電力・ガス取引監視等委員会で議論されていたが、それが実際に策定されたのは2023年夏のことであった。彼らの社内取引の透明性が完全ではないと電力・ガス取引監視等委員会でされる中、グロス・ビディングがその役割を終えたともされた理由を考察する。

要約(英語): Gross bidding in Japan since 2017 was a voluntary initiative mainly conducted by Former General Electric Power Companies through transactions on JEPX, and the policy to abolish it was discussed by the Electricity and Gas Market Surveillance Commission in the summer of 2021. The actual decision to abolish it was made in the summer of 2023. I will consider why gross bidding was deemed to have finished its roles while internal electricity transactions were not seen as transparent enough.

本誌: 2023年12月8日電力系統技術研究会

本誌掲載ページ: 35-40 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 877 Kバイト