反強磁性結合した強磁性表面薄層を有する硬磁性結晶の保磁力 -計算機解析-

カテゴリ: 部門大会

論文No: VII-5

グループ名: 【A】平成24年電気学会基礎・材料・共通部門大会講演論文集

発行日: 2012/09/20

著者名: 横井佑司 (長崎大学),中野正基 (長崎大学),柳井武志 (長崎大学),福永博俊 (長崎大学)

キーワード: 永久磁石| 保磁力| 反強磁性結合

要約(日本語): 硬磁性結晶を覆う強磁性薄層が保磁力に及ぼす影響について、マイクロマグネティック理論を用いて解析した。反強磁性交換結合する強磁性表面薄層(SF層)は硬磁性結晶表面での逆磁区の発生を防ぎ、保磁力を向上した。この効果は、交換長と同程度の厚さの磁気異方性の低下した層を表面に持つ硬磁性結晶に対して有効であった。また、保磁力向上には、数ナノメートルの厚さのSF層が適切であることも明らかになった。

PDFファイルサイズ: 1,360 Kバイト