モータタンパク質の選択的付加による微小管輸送方向制御

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: BMS10019

グループ名: 【E】センサ・マイクロマシン部門 バイオ・マイクロシステム研究会

発行日: 2010/06/18

タイトル(英語): Directional control of gliding microtubules by selectively patterned motor proteins

著者名: 小竹 宏紀(京都大学大学院),横川 隆司(京都大学大学院),神野 伊策(京都大学大学院),小寺 秀俊(京都大学大学院)

著者名(英語): Hiroki Kotake(Kyoto University),Ryuji Yokokawa(Kyoto University),Isaku Kanno(Kyoto University),Hidetoshi Kotera(Kyoto University)

キーワード: モータタンパク質|電気泳動|微小管|ＳＡＭ|キネシン|ダイニン|Motor protein|Electrophoresis|Microtubule (MT)|SAM (Self Assembled Monolayer)|Kinesin|Dynein

要約(日本語): 生体内に含まれるキネシン，ダイニンなどのモータタンパク質をナノアクチュエータとして利用する研究が進んでいる．従来研究では，搬送物の運動方向が一方向に制限されていた．本研究では，キネシンとダイニンが互いに逆方向に運動することを利用し双方向への運動を可能にする．マイクロチャネルの上下面に分子特異的にそれぞれモータタンパク質を固定し，運動する微小管を電気泳動により上下に操作し微小管双方向輸送を実現する．

要約(英語): Recently, motor protein such as kinesin or dynein has been used as a nano actuator. In previous works, the movement of microtubules was unidirectional because only kinesin was used as an actuator. In this study, selective protein patterning enables microtubules to move bi-directionally by integrating electrophoretic manipulations.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 971 Kバイト