金薄膜と励起光照射による微小管速度制御技術

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: BMS14021

グループ名: 【E】センサ・マイクロマシン部門 バイオ・マイクロシステム研究会

発行日: 2014/05/27

タイトル(英語): Velocity control of microtubules using fluorescence excitation and gold thin-film

著者名: 中原 佐(京都大学),生田 純也(京都大学),新宅 博文(京都大学),小寺 秀俊(京都大学),横川 隆司(京都大学)

著者名(英語): Tasuku Nakahara(Kyoto University),Junya Ikuta(Kyoto University),Hirofumi Shintaku(Kyoto University),Hidetoshi Kotera(Kyoto University),Ryuji Yokokawa(Kyoto University)

キーワード: モータタンパク質|キネシン|微小管|μＴＡＳ

要約(日本語): 本研究は金薄膜への励起光照射による温度変化を用いて、微小管の運動速度を制御する手法を提案する。提案する手法は観察及び速度制御を同時に行う構成と制御範囲の選択性を有している。我々は照射強度の違いによる基板表面温度の変化を基板上に作製した測温抵抗体で計測し、微小管の運動性への影響を検討した。また、微小管速度と照射強度との関係性を計測、評価することによって、本手法の分子デバイスへの有用性を検証した。

要約(英語): We propose a control method for microtubule velocity using change of temperature by excitation light for a gold thin-film. The proposed method realizes the velocity control with high spatiotemporal resolution. The change of temperature showed 10.4 ± 1.2°C at 13.5 W/cm2. Microtubule velocity was increased approximately 1.8 folds from the initial value.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,222 Kバイト