走光性藻類で駆動する環境光応答デバイスのための多点光照射システムの開発

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: BMS17026

グループ名: 【E】センサ・マイクロマシン部門 バイオ・マイクロシステム研究会

発行日: 2017/06/30

タイトル(英語): Multi-spot Light Exposure System for Environment Light-responsive Device Powered by Algae

著者名: 長羅 優幸(豊橋技術科学大学),中水 泰輝(豊橋技術科学大学),永井 萌土(豊橋技術科学大学),柴田 隆行(豊橋技術科学大学)

著者名(英語): Masayuki Nagara(Toyohashi University of Technology),Taiki Nakamizu(Toyohashi University of Technology),Moeto Nagai(Toyohashi University of Technology),Takayuki Shibata(Toyohashi University of Technology)

キーワード: 多点光照射|走光性藻類|デジタル・マイクロミラー・デバイス|マイクロロボット|並列運動制御

要約(日本語): 微小空間内にて，多数の機械的な要素の並列的な制御は困難であり，並列的な機能実現の妨げとなっていた．走性を持つ微生物は，体内にセンサとアクチュエータを持つ自律的なシステムと見なせる．これを利用して容易に並列的な制御を行うことができる．我々は走光性藻類のミドリムシに着目し，これを用いた環境光応答システムの開発に取り組んでいる．並列的な走光性の確認と制御するために，DMDによりLED光源を位置選択的に多点光照射を行うシステムを開発した．さらに本システムにより，ミドリムシの走光性を評価した．

要約(英語): Photo-tactic algae have sensors and actuators and can be assumed as autonomous systems. We focus on Euglena and have developed an array of environment light-responsive microsystems. In this paper, we developed a multi-spot light exposure system based with DMD from a LED light source. With the system, we characterized the behaviors of photo-tactic motion of Euglena.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,464 Kバイト