電気パルスを用いた巨大リポソームからのマイクロ物体の排出

カテゴリ: 研究会(論文単位)

論文No: BMS19014

グループ名: 【E】センサ・マイクロマシン部門 バイオ・マイクロシステム研究会

発行日: 2019/06/06

タイトル(英語): Ejection of microobjects from giant liposomes using electric pulses

著者名: 勝田 翔太(中央大学大学院),岡野 太治(中央大学),鈴木 宏明(中央大学)

著者名(英語): Shota Katsuta(Graduate School of Chuo University),Taiji Okano(Chuo University),Hiroaki Suzuki(Chuo University)

キーワード: バイオリアクター|リポソーム|電気穿孔|徐放制御|Bioreactor|Liposome|Electroporation|Controlled release

要約(日本語): 細胞と同程度のサイズのジャイアントリポソームを，細胞を模擬した人工のバイオリアクターとして利用できる。ジャイアントリポソームに電気パルスを与えた際に、電気穿孔により色素やたんぱく質等の小分子のみならず、直径が数～20マイクロメートルの物体も排出される現象がみられた。この現象は、バイオチップ内において、細胞などをリポソームで保護した状態で送達し、目的の場所で放出し局所刺激を与えるような応用に役立つ。

要約(英語): Giant liposomes can be used as artificial bioreactors that mimic cells. We report that when electric pulses were applied to giant liposomes, not only small molecules but also objects with a diameter of several to 20 micrometers were ejected by electroporation. This phenomenon is useful in applications such as delivery of cells in a biochip.

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 1,124 Kバイト