Gd系超電導バルク磁石による磁気分離

カテゴリ: 部門大会

論文No: 280

グループ名: 【B】平成15年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2003/08/06

タイトル(英語): Magnetic Separation using Gd-based Superconducting Bulk Magnets

著者名: 横山和哉 (いわて産業振興センター),岡徹雄 (いわて産業振興センター),藤原優子 (岩手大学),能登宏七 (岩手大学)

キーワード: Gd系超電導バルク磁石|パルス着磁|磁気分離|高勾配磁場|Gd-based Superconducting Bulk Magnets|Pulsed-field Magnetization|Magnetic Separation|High-Gradient Magnetic Field

要約(日本語): 本研究はRE系超電導バルク磁石を磁気分離に応用する検討を進めている。これまでに，φ65mmのY系バルク磁石により20mm磁極間で最大1.59Tの磁場を発生させ，マグネタイト(Fe₃O₄，強磁性体)のオープングラディエント方式およびヘマタイト（Fe₂O₃，常磁性体）の高勾配フィルタ方式の磁気分離実験を行った。その結果，ヘマタイト粒子を流量2l/minで90%以上分離できることを確認した。現在，分離率の向上および処理量の拡大を目指し，捕捉磁場特性に優れたGd系超電導バルク磁石を着磁してバルク表面で3.61T， 20mmの磁極間中央で最大1.88Tの磁場を発生させ，磁気分離実験を進めている。

PDFファイルサイズ: 1,550 Kバイト