油中微粒子測定による変圧器劣化診断技術
油中微粒子測定による変圧器劣化診断技術
カテゴリ: 部門大会
論文No: 370
グループ名: 【B】平成15年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2003/08/06
タイトル(英語): Diagnosis of aging deterioration for power transformer by measurement of particle in insulating oil.
著者名: 野田隆昌 (中部電力),鈴木敏夫 (ユカインダストリーズ),川田千ひろ (ユカインダストリーズ)
著者名(英語): Noda/Takamasa (Chubu Electric Pawer Co.),Suzuki/Tosio (Yuka Industries Co.),Kawada/Chihiro (Yuka Industries Co.)
キーワード: 変圧器|劣化|絶縁油|絶縁紙|微粒子セルロース繊維|Transformer|Deterioration|Insulating oil|Insulating paper|ParticleCellulose fiber
要約(日本語): 現在の化学的手法による変圧器の経年劣化度診断を補完するため,油中微粒子測定という
物理的手法を用いた診断方法を検討した結果,絶縁油中に浮遊するセルロース繊維のX線回折法
による半価幅の値と平均重合度との間に比較的よい関係が見られることがわかった。
そこで,半価幅の値と平均重合度との検量線を作成するため,ばらつきを最小限にする最適
な測定条件を決定した。
次に,実変圧器絶縁油中のセルロース繊維の分布について調査したところ,機器ごとに
分布の特徴があることがわかった。さらにこれらの変圧器を解体し,変圧器各部位の絶縁紙平均
重合度とセルロース繊維の半価幅のについて調査した。
今後は,油中セルロース繊維の分布状態と変圧器各部位の平均重合度との関係について
考察し,実用化に努めたい。
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