OF油中の金属粉挙動に関する検討(その3)

カテゴリ: 部門大会

論文No: 227

グループ名: 【B】平成16年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2004/08/05

タイトル(英語): Study of Metal Particles Behavior in Insulation Oil under Nonuniform Electric Field (Part 3)

著者名: 真下 展宏(東京電力),相原 靖彦(東京電力),戸谷 敦(東京電力),村田 義直(ジェイ・パワーシステムズ),片貝 昭史(ジェイ・パワーシステムズ),渡部 陽一(ジェイ・パワーシステムズ)

著者名(英語): Nobuhiro Mashimo(Tokyo Electric Power Company),yasuhiko Aihara(Tokyo Electric Power Company),atsushi Toya(Tokyo Electric Power Company),Yoshinao Murata(J-Power Systems Corporation),Shoshi Katakai(J-Power Systems Corporation),Yoichi Watanabe(J-Power Systems Corporation)

キーワード: 電気泳動|不平等電界|金属粉|OF油|部分放電アセチレンガス|Dielectrophoretic|Non-uniform Electric Field|Metal Particle|Insulation Oil|Partial DischargeAcetylene Gas

要約(日本語): OF油中の不平等電界下に存在する銅粉は、誘電泳動力により高電界領域に移動し、なおかつ直線状やトリー状に配列する。この挙動にともなって、アセチレンガス発生をともなう部分放電が発生する。この銅粉挙動をエポキシ樹脂上で連続的に継続させるとエポキシ樹脂が茶色に変色する。この変色のメカニズムを検討するために、円柱状の銅電極を用いてエポキシ樹脂上で連続的に部分放電を発生させると、同様の茶色変色が生じた。また、この茶色変色部は大きさ数ミクロンの銅粒子で構成されていることが明らかとなった。これらの結果から、エポキシ樹脂の茶色変色は、部分放電により大きさ数ミクロンの銅粒子が放出されエポキシ樹脂表面に付着し発生したものであると考えられる。

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