競争環境における送電線増設投資への動機付けを考慮した電力市場モデルの評価に関する検討

カテゴリ: 部門大会

論文No: 299

グループ名: 【B】平成16年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2004/08/05

タイトル(英語): An Evaluation of the Electricity Market in Consideration of the motivation to the Transmission Line Extension Investment in Competitive Environment

著者名: 中出 鉄也(北海道大学),北 裕幸(北海道大学),長谷川 淳(函館工業高等専門学校)

著者名(英語): Tetsuya Nakade(Hokkaido University),Hiroyuki Kita(Hokkaido University),Jun Hasegawa(Hakodate National College of Technology)

キーワード: 送電線増強投資|電力市場モデル|Transmission Line Extension Investment|Electricity Market Model

要約(日本語): 自由化後の競争環境下にある電力市場において、送配電線ネットワークは全ての需要家が最も効率のよい発電機への接続を可能にするという役割を持ち、適正な輸送能力を確保する必要がある。従来、新規の送電計画は、系統全体の供給信頼度の観点から行われていたが、自由化後の電力系統では、全市場参加者に対し公平な送電投資の実行は難しく、送電線増強計画は市場競争を促すほど十分であるとはいえない。
　本稿では、競争環境下で送電線への設備増強投資の実行を可能とするとともに、その投資が過小・過大とならず、どの市場参加者も経済的に破綻しない電力市場モデルを設計し、数値シミュレーションによってそのモデルの有効性を検証する。

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