変圧器複合絶縁系における帯電油流動時の電荷挙動

カテゴリ: 部門大会

論文No: 313

グループ名: 【B】平成16年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2004/08/05

タイトル(英語): Charge Behavior in Flowing Condition of Charging Oil in Transformer Composite Insulation System

著者名: 中村 和博(名古屋大学),若松 真衣(名古屋大学),加藤 克巳(名古屋大学),小出 英延(日本AEパワーシステムズ),大久保 仁(名古屋大学)

著者名(英語): Kazuhiro Nakamura(Nagoya University),Mai Wakamatu(Nagoya University),Katumi Kato(Nagoya University),Hidenobu Koide(Japan AE Power Systems Corporation),Hitosi Okubo(Nagoya University)

キーワード: Kerr効果|複合絶縁系|流動帯電|帯電流動油|油中電界空間電荷|Kerr Effect|Composite Insulation System|Flow Electrification|Flowing Charged Oil|Electric Field StrengthSpace Charge

要約(日本語): 電力用油入変圧器の内部絶縁は絶縁油とプレスボード(以下 PB)の複合絶縁系が用いられており,絶縁油が機器冷却のために強制的に循環されている.この時に発生する流動帯電現象が問題視されている.今回我々は,実変圧器の流路を模擬した複合絶縁系において,帯電油流動時の油中電界の時間変化を電気光学Kerr効果を用いて直接測定した.帯電流動油中の電圧印加時は,印加電界,流入する空間電荷による電界およびPB上に蓄積した電荷による電界がバランスするまでPB上に電荷が蓄積し,3者が重畳した油中電界となることを報告する.

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