電力密度モデルを用いたSVRの最適配置決定の解析的検討
電力密度モデルを用いたSVRの最適配置決定の解析的検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: 14
グループ名: 【B】平成17年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2005/08/10
タイトル(英語): A Theory on Finding Optimal Placement of a SVR in Distribution System Using Power Density Model
著者名: 窪田善之 (関西電力),元治崇 (関西電力)
キーワード: 自動電圧調整器|潮流計算|電力潮流方程式|電圧降下方程式|最適設置位置|Step Voltage Regulator|Load Flow Calculation|Load Flow Equation|Voltage Drop Equation|Optimal Placement
要約(日本語): 長亘長の配電系統において、供給電圧を一定の範囲に保つため、線路途中にSVR(Step Voltage Regulator)が設置されている。しかしSVRの設置位置の選定方法は明確に規定されておらず、系統運用者の経験等の定性的な考え方に基づいて行われている。そこで著者らは解析的に設置位置を求める方法を検討した。
SVRを用いて系統の電圧を適正に維持するためには、その設置位置と整定パラメータを同時に考慮し、最適な状態を見つけなければならない。著者らはまず、この問題をSVRの最適設置位置と最適変圧比を同時に求める部分問題に分けて、整定パラメータの問題はその最適変圧比を満足するものを選ぶこととした。
SVRが1台設置された系統に関し、負荷を直線状に集約したモデルを考え、配電線亘長と変電所送り出し電圧の大きさによって、電圧プロフィールを3つのモードに分け、各電圧プロフィールにおいて系統電圧の電圧管理上下限値からの余裕量が最も大きくなるようなSVRの最適設置位置と最適変圧比を解析的に求める式を導出した。これを適用して具体的な計算を行い,本手法が妥当であることを確認した。
PDFファイルサイズ: 7,008 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
