FGM適用によるSF6ガス中トリプルジャンクションにおける耐インパルス絶縁性能の実験的検証と理論的推定
FGM適用によるSF6ガス中トリプルジャンクションにおける耐インパルス絶縁性能の実験的検証と理論的推定
カテゴリ: 部門大会
論文No: 61
グループ名: 【B】平成17年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2005/08/10
タイトル:FGM適用によるSF6ガス中トリプルジャンクションにおける耐インパルス絶縁性能の実験的検証と理論的推定
タイトル(英語): Experimental Verification and Estimation for Insulation Performance in SF6 Gas around Triple Junctions Applied FGM under Impulse Conditions
著者名: 朱宮 秀記(名古屋大学),加藤 克巳(名古屋大学),大久保 仁(名古屋大学)
著者名(英語): Hideki Shumiya(Nagoya University),Katsumi Kato(Nagoya University),Hitoshi Okubo(Nagoya University)
キーワード: 傾斜機能材料|誘電率|固体絶縁物|電界コントロール|Volume-Time理論|Functionally Graded Materials|Permittivity|Solid insulators|Control of electric field|Volume-Time theory
要約(日本語): GIS,変圧器などの複合絶縁構成を有する機器の環境適合性向上,信頼性向上,コンパクト化のため,固体絶縁物周囲及び内部の電界をコントロールして機器の電界利用率を向上させることにより絶縁性能を高めることが求められている.このような背景のもと,筆者らは電極・固体絶縁物がシンプルな形状のままで絶縁性能を向上させるため,誘電率を空間的に傾斜させたFGM(Functionally Graded Materials:傾斜機能材料)を電力機器用固体絶縁物に適用をすることを提案している.
今回,誘電率を空間的に連続的に傾斜させたFGMスペーサを作製し,SF6ガス中におけるインパルス絶縁破壊試験によってその絶縁性能を実験的に検討した.さらに,高ガス圧領域において顕著に見られる電極表面粗さによる局所的な電界強調効果を考慮した上で,Volume-Time理論によって50%理論放電開始電圧を求めた結果,実験値とよい一致を得たので報告する.
PDFファイルサイズ: 6,862 Kバイト
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