軌跡感度を用いた動的セキュリティ評価の検討
軌跡感度を用いた動的セキュリティ評価の検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: 163
グループ名: 【B】平成17年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2005/08/10
タイトル(英語): A Study on Dynamic Security Assessment using Trajectory Sensitivities
著者名: 安齊邦顕 (東北大学),林 敏之(東北大学)
著者名(英語): Kuniaki Anzai(Tohoku University),Toshiyuki Hayashi(Tohoku University)
キーワード: 軌跡感度|動的セキュリティ評価|Trajectory Sensitivities|Dynamic Security Assessment
要約(日本語): 近年、電力系統の大規模化に伴い、系統事故や負荷変動などの外乱によって電力系統が動的に安定かどうかを評価する動的セキュリティ評価の重要性はますます高まっている。
本研究では、動的セキュリティ評価手法として軌跡感度法という新しい手法を利用する。軌跡感度法は、それぞれのパラメータについて事故後システムにおける軌跡感度関数を計算し、様々な状態における軌跡がシステムパラメータによる変化量としてどれほど感度があるかを見いだす方法である。つまり、システムの不安定性が大きくなるにつれて、その状態の軌跡感度もパラメータの変化のためにより大きくなる。それ故、それらの軌跡感度はシステムセキュリティの評価指標として利用することができる。今回、軌跡感度の計算方法として、発電機出力のようなあらかじめ選択されたパラメータ群に関する感度(α感度)を利用する。シミュレーションでは、一機無限大母線系統(SMIB)や3機9母線系統における軌跡感度を観測し検討を行う。
PDFファイルサイズ: 2,509 Kバイト
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