大型宇宙機直流電力ネットワークの過渡安定解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: 197

グループ名: 【B】平成17年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2005/08/10

タイトル(英語): Large signal stability for a large-scale DC Space Power Network

著者名: 小松 正明(宇宙航空研究開発機構),柳父 悟(東京電機大学)

著者名(英語): Masaaki Komatsu(Japan Aerospce Exploration Agency),Satoru Yanabu(Tokyo Denki University)

キーワード: 安定判別|直流電力ネットワーク|過渡応答|過渡安定|宇宙ステーション|Stability criterion|DC power network|Transient response|Transient stability|Space Station

要約(日本語): 国際宇宙ステーション・日本実験モジュール(JEM)や技術試験衛星〓型に代表される大型宇宙機の直流電力システム(電力ネットワーク)を一つの制御系として捉えた場合、その系に要求される最も重要な特性は、システムの変動や外乱に対して安定した動作が行なわれることである。JEMの電力システムの過渡安定特性についてはパルス印加試験や100%-50%負荷急変試験、地絡試験などの過渡応答試験を実際に行なう事でシステムの過渡安定特性を評価している。JEMの現設計では過渡応答に対応した限流機能を持つ半導体遮断器を採用し、事故電流と過渡電流とを識別し、故障機器を切り離すことで上流、他系への故障伝搬を防いでいる。本稿ではJEM電力システム試験で取得した過渡特性を示し、大型宇宙機用半導体遮断器が持つ過渡安定特性について解析、評価を行なう。

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