競争的環境下における健全時と事故時を考慮したTCSCの効果的運用に関する研究

カテゴリ: 部門大会

論文No: 226

グループ名: 【B】平成17年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2005/08/10

タイトル(英語): Effective operation of TCSC in competitive environment

著者名: 林 泰弘(福井大学),松木 純也(福井大学),米澤 浩則(福井大学)

著者名(英語): Yasuhiro Hayashi(Fukui university),Junya Matsuki(Fukui university),Hironori Yonezawa(Fukui university)

キーワード: 電力自由化|特定規模電気事業者|FACTS|託送申請量|潮流制御臨界故障除去時間|electric liberalization |power producer and supplier|FACTS|requested wheeled power|power flow controlcritical clearing time

要約(日本語): 本稿では、電力系統に特定規模電気事業者(PPS)が参入している場合において、FACTS機器の一つであり系統安定化及び潮流制御能力のあるTCSCを系統に設置することを想定し、競争的環境下における健全時と事故時を考慮したTCSCの効果的運用手法を提案する。提案手法では、TCSCを設置した線路のインピーダンスを制御し、健全時には、PPSからの託送受け入れ可能量総和の最大化を維持した送電損失の最小化を行い、系統事故時には、臨界故障除去時間を最大限引き延ばすことで、健全時と同量の申請量を受け入れ可能にし系統安定度の向上を図る。提案するTCSCの効果的運用手法の妥当性を検証するため、競争的環境下を模擬した小規模電力系統モデルでの数値計算を行う。

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