275kVOFケーブルの高温適用に関する検討(その2)

カテゴリ: 部門大会

論文No: 294

グループ名: 【B】平成17年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2005/08/10

タイトル(英語): Study on High Temperature Performance for 275kV Oil-Filled Cable (Part 2)

著者名: 宮島 和久(中部電力),齋藤 博(中部電力),鶴田 勝巳(中部電力),黒田 剛(ジェイ・パワーシステムズ),渡辺 傑(ジェイ・パワーシステムズ)

著者名(英語): Kazuhisa Miyajima(Chubu Electric Power Co.,Inc.),Hiroshi Saito(Chubu Electric Power Co.,Inc.),Katsumi Tsuruta(Chubu Electric Power Co.,Inc.),Gou Kuroda(J-Power Systems Corp.),Masaru Watanabe(J-Power Systems Corp.)

キーワード: OFケーブル|絶縁紙|高温性能高温性能|Oil-Filled Cable|Insulation Paper|High Temperature Performance

要約(日本語): 275kV OFケーブルの高温適用の可能性を検討するため、高温領域の性能支配要因である絶縁紙熱劣化特性、誘電正接温度特性および金属被・絶縁紙の疲労特性について、供試ケーブルを30年相当まで加速熱劣化させ実測・評価を行った。
絶縁紙熱劣化特性について、絶縁紙の重合度および抗張力を測定した結果、従来と比較し緩やかな劣化傾向となることを確認した。誘電正接は初期、加速劣化時ともに、高温領域にて規格値の範囲内であった。また、加速劣化の試料に繰り返し歪みを加えたが、アルミ被に破断・亀裂、絶縁紙に顕著な抗張力の低下は見られなかった。
各試験結果より高温化に対し十分な残存性能があることから、高温適用が可能であると評価できる。

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