高温超電導バルク素子を用いた限流器の限流試験

カテゴリ: 部門大会

論文No: 381

グループ名: 【B】平成17年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2005/08/10

タイトル(英語): Current Limitting Test of Superconducting Fault Current Limiter by High Tc Superconducting Bulk Elements

著者名: 堀 哲雄(東京電機大学),森田 充(新日本製鐵),平野 芳生(新日本製鐵),大谷章文 (東京電機大学),遠藤 幹彦(東京電機大学),柳父 悟(東京電機大学)

著者名(英語): Tetsuo Hoti(Tokyo Denki University),Misuru Morita(Nippon Steel Corp),Housei Hirano(Nippon Steel Corp),Akihumi Otai(Tokyo Denki University),Mikihiko Endo(Tokyo Denki University),Satoru Yanabu(Tokyo Denki University)

キーワード: 高温超電導限流器|高温超電導バルク素子|電磁反発機構|高速スイッチ|Higt Tc Superconducting Fault Current Limiter|High Tc Superconducting Bulk Elements|Electromagnetic Repulsion Machanism|High Speed Swich

要約(日本語): 　超電導限流器とは、過大な系統故障電流を遮断器の遮断可能電流値まで瞬時に抑制するための電力機器である。現在、我々は、従来のS/N転移型超電導限流器に電磁反発式高速遮断器を付加した新しいタイプの限流器の試作し研究を行っている。この限流器では、超電導素子の電流を半サイクルで遮断可能であるため素子の熱的負担を大幅に軽減可能である。
　今回は、超電導バルク素子と電磁反発式高速遮断器を組み合わせた限流器を製作し、4kA程度の電流を通電し限流試験を行った。その結果、超電導素子での発熱量を大幅に抑制しつつ電流を限流することに成功した。これにより、限流器に必要な超電導素子量を削減可能であり、高速遮断器の有効性を確認できた。

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