系統連系型太陽光発電システム運転特性の高度解析と蓄電池導入効果の検証

カテゴリ: 部門大会

論文No: 9

グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/13

タイトル(英語): Advanced Analysis of Grid-connected PV system’s Performance and Effect of Battery

著者名: 植田 譲(東京農工大学),黒川 浩助(東京農工大学),伊藤 孝充(明電舎),北村 清之(明電舎),赤沼 克己(関電工),横田 昌治(関電工),杉原 裕征(関電工),森本 篤史(松下エコシステムズ)

著者名(英語): Yuzuru Ueda(Tokyo University of Agriculture and Technology),Kosuke Kurokawa(Tokyo University of Agriculture and Technology),Takamitsu Itou(MEIDENSHA CORPORATION),Kiyoyuki Kitamura(MEIDENSHA CORPORATION),Katsumi Akanuma(Kandenko Co.,ltd.),Masaharu Yokota(Kandenko Co.,ltd.),Hiroyuki Sugihara(Kandenko Co.,ltd.),Atsushi Morimoto(Matsushita Ecology Systems Co.,Ltd.)

キーワード: 太陽光発電システム|評価|蓄電池|出力抑制|電圧上昇|Photovoltaic System|Evaluation|Battery|Output restriction|Over voltage

要約(日本語): 電力系統に連系された太陽光発電システムの運転特性を高度に解析する手法を開発し,その手法を用いて一般的に市販されているPVシステムの1年間にわたる運転特性を解析した結果,及び,蓄電池付きPVシステムを解析した結果をまとめた。システムの運転性能はシステム出力係数を用いて評価し,日射量があったにも関わらず発電できなかった電力量を損失と考え,要因毎に定量化を行った。結果,システムからの逆潮流電力による系統電圧上昇回避のための出力抑制が,著しくシステムの発電性能を低下させる原因になりうる事を確認した。また,出力抑制を回避するために新たに開発された蓄電池付きPVシステムの導入段階での運転性能の評価も行い,蓄電池充放電損失などを含む,蓄電池付きシステムのPCSにおける損失量が,一般的な蓄電池を持たないシステムでの損失に対して多くなってしまう事,また,出力抑制回避に対してはある程度の効果が期待できることを示した。

PDFファイルサイズ: 10,439 Kバイト