国家標準級インパルス電圧測定システムの性能評価
国家標準級インパルス電圧測定システムの性能評価
カテゴリ: 部門大会
論文No: 15
グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2006/09/13
タイトル(英語): Performance Evaluation of National Standard Class Measurement System for Lightning Impulse Voltage
著者名: 脇本 隆之(日本工業大学),清水 博幸(日本工業大学),石井 勝(東京大学)
著者名(英語): Takayuki Wakimoto(Nippon Institute of Technology),Hiroyuki Shimizu(Nippon Institute of Technology),Masaru Ishii(The University of Tokyo)
キーワード: インパルス電圧測定システム|性能試験|不確かさ評価不確かさ評価|Impulse voltage measurement system|Performance test|Uncertainty evaluation
要約(日本語): わが国の国家標準級の性能を有するインパルス電圧標準測定系システムが1999年に構築された.
この測定系は現在産業界標準として国家標準レベルの扱いで運用されており,製作時に実施した性能試験をはじめとして,毎年の長期安定性試験実施による安定性の検証など,測定の不確かさの積み上げに必要な様々なデータを蓄積しつつある.本測定系を我が国の標準測定系と確認するためには,さまざまな性能試験を通して,独自の測定の不確かさを構築する必要がある.
本論文では,インパルス標準測定系についてその測定の不確かさを明らかにするために,実施したさまざまな試験の結果から得られた不確かさの影響要因を個々評価し,さらに国家標準単位にトレービリティをもつ標準測定系としての測定の不確かさを明確にしたものである.
この研究により,わが国のインパルス電圧標準が国家標準SI単位系にトレーサビリティを持つこととなり,国の標準に準じて運用するだけの基盤が整ったといえる.
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