A Single-Factor Spot Price Model for Crude Oil Futures

カテゴリ: 部門大会

論文No: 33

グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/13

タイトル(英語): A Single-Factor Spot Price Model for Crude Oil Futures

著者名: 伊藤 保之(東芝)

著者名(英語): Yasuyuki Itoh(Toshiba　Corporation)

キーワード: Commodity Price|Crude Oil|Futures|Forward Curve|Volatility

要約(日本語): コモディティのスポット価格モデルについて論じる。スポット価格モデルはスポット価格と先物価格との関係を与えるもので、ここではスポット価格の非定常過程をAR過程にしたがう変量で記述した1因子モデルを提示する。WTI原油のスポット価格データおよび先物価格データを用いた分析を行い2因子モデルと比較した。提案した1因子モデルはスポット価格の変動が概略的に平均回帰とブラウン運動の混成過程に従うとするもので、先物価格のボラティリティ期間構造を定性的に説明することができる。しかしながら、原油価格の場合、スポット価格モデルの枠組みでスポット価格時系列と先物価格のフォワードカーブとの関係を量的に説明することは2因子モデルを含めて困難であると結論づけた。

PDFファイルサイズ: 7,885 Kバイト