系統事故時の直流性リアクトル放電電流の遮断器電流遮断現象
系統事故時の直流性リアクトル放電電流の遮断器電流遮断現象
カテゴリ: 部門大会
論文No: 35
グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2006/09/13
タイトル(英語): Current Zero Missing Phenomena caused by D.C. Current which flows from Shunt Reactor at the Ground Fault and its Interruption
著者名: 小林 隆幸(東京電力),衛藤 淳(東京電力),腰塚 正(東芝),西脇 進(東芝),工藤 喜悦(東芝),松下 耕三(東芝),細川 修(東芝)
著者名(英語): Takayuki Kobayashi(Tokyo Electric Power Company ),Atsushi Eto(Tokyo Electric Power Company ),Tadashi Koshizuka(Toshiba),Susumu Nishiwaki(Toshiba),Kietsu Kudo(Toshiba),Kozo Matsushita(Toshiba),Osamu Hosokawa(Toshiba)
キーワード: シャントリアクトル|電流零ミス|550kV 1点切遮断器|アーク電圧|自励振動|Shunt reactor|Current zero missing|550kV one-break circuit breaker|Arc energy|Self-excited oscillation
要約(日本語): 500kVケーブル系統における故障時の直流性リアクトル放電電流による電流零点推移現象について検討した。まず,実系統における直流性リアクトル放電電流を遮断器で遮断したときの電流波形,アーク時間を計算で明らかにした。そのために,550kV 1点切SF6ガス遮断器を用いて1000A以下の電流領域における遮断器極間の直流アーク電圧を測定し,アーク抵抗特性を明らかにした。次に,実系統における直流性リアクトル放電電流と等価となる直流電流を発生できる遮断試験回路を構成し,550kV1点切遮断器を用いて実際に直流性リアクトル放電電流遮断試験を行った。また,直流性放電電流が発生する系統事故様相のうち,動作遮断器・開閉器の極間アークとケーブル線路のようなLC回路が並列される場合は,極間アーク抵抗の負特性により電流波形に自励振動が発生し零ミスが解消される現象が想定されることから,実規模モデルで確認を行った。
さらに,直流性リアクトル放電電流遮断後の遮断器の接点・ノズル損耗状況についても確認を行い,設備対策,保全方策について検討を行った。
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