架空送電線の腐食挙動に関する研究（その1）

カテゴリ: 部門大会

論文No: 252

グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/13

タイトル(英語): Research on the Corrosion Behavior of Conductor for Overhead Transmission Lines(No.1).

著者名: 田中 信也(関西電力),藤本 勝大(関西電力),小栗 修(中部電力),木下 晶雄(中部電力),片寄 裕一(東北電力),小野寺 昌彦(東北電力),窪川 弘(ジェイ・パワーシステムズ),伊藤 英人(ジェイ・パワーシステムズ),三村 浩一(ジェイ・パワーシステムズ),渡部 雅人(ジェイ・パワーシステムズ)

著者名(英語): Nobuya Tanaka(KANSAI ELECTRIC POWER CO.,INC),katsuhiro Fujimoto(KANSAI ELECTRIC POWER CO.,INC),Osamu Oguri(CHUBU ELECTRIC POWER CO.,INC),Akio Kinoshita(CHUBU ELECTRIC POWER CO.,INC),Yuichi Katayose(TOHOKU ELECTRIC POWER CO.,INC),Masahiko Onodera(TOHOKU ELECTRIC POWER CO.,INC),Hiroshi Kubokawa(J-POWER SYSTE),Hideto Itou(J-POWER SYSTE),Koichi Mimura(J-POWER SYSTE),Masato Watabe(J-POWER SYSTE)

要約(日本語): 近年，電力設備の運用コスト低減の観点から、架空送電線（以下、「電線」と称す）の稼動期間の延伸化が望まれているが，その一方で自然環境に曝される電線は一部で急激に腐食（劣化）する問題が顕在化している実態がある。この課題に応えるために，電線の内部腐食（内層アルミ素線から腐食する形態）に焦点を絞り、検討を進めることにした。
本研究では、基礎検討として、アルミ線の電気化学的評価と電線の腐食加速予備実験を行った。その結果、腐食に及ぼすNaCl量，pH，温度，溶存酸素濃度等の影響を把握するとともに、実験室にて内部腐食を再現することができ、以後の電線腐食挙動解明のための礎を築くことができた。

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