経年変圧器における流動帯電増大現象
経年変圧器における流動帯電増大現象
カテゴリ: 部門大会
論文No: 263
グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2006/09/13
タイトル(英語): Increase of Static Electrification in Aged Transformers
著者名: 小林 隆幸(東京電力),矢島 浩二(東京電力),村上 寛(三菱電機),網本 剛(三菱電機),細川 登(三菱電機)
著者名(英語): Takayuki Kobayashi(Tokyo Electric Power Company),Kouji Yajima(Tokyo Electric Power Company),Hiroshi Murakami(Mitsubidhi Electric Corporation),Tsuyoshi Amimoto(Mitsubidhi Electric Corporation),Noboru Hosokawa(Mitsubidhi Electric Corporation)
キーワード: 流動帯電|変圧器|経年劣化経年劣化|Static Electrification|Transformer|Aging
要約(日本語): 経年変圧器で経時的に流動帯電が増大し、静電気放電の発生が確認された。工場で点検した結果、静電気放電に特有の放電痕跡が確認された。
絶縁油の分析結果から変圧器への空気の侵入が確認され、流動帯電増大に酸化が寄与したと考えられた。一方、油の帯電度には変化が無く、この流動帯電増大には絶縁物の劣化が影響したものと推定された。
変圧器内流路を模擬した油ダクトに油流を流してプレスボード(PB)上の帯電電荷量を測定することで、流動帯電の大きさを評価した。経年変圧器から採取した絶縁油およびPBを用いて帯電電荷量を測定した結果、経年PBで新品の3倍以上の電荷量を示し、PBの経年による流動帯電増大が確認された。
PDFファイルサイズ: 1,502 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
