環境適合型絶縁油および鉱油における油中電荷挙動特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 264

グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/13

タイトル(英語): Property of Charge Behavior in Environment-Friendly Insulating Oil and Mineral Oil

著者名: 定兼 貴之(名古屋大学),遠藤奎将 (名古屋大学),宮城 克徳(日本AEパワーシステムズ),山岸 明(日本AEパワーシステムズ),大久保 仁(名古屋大学)

著者名(英語): Takayuki Sadakane(Nagoya University),Fumihiro Endo(Nagoya University),Katsunori Miyagi(Japan AE Power Systems Corporation),Akira Yamagishi(Japan AE Power Systems Corporation),Hitoshi Okubo(Nagoya University)

キーワード: Kerr効果|空間電荷|油中電界|複合絶縁系|シリコーン油|Kerr Effect|Space Charge|Electric Field Strength|Composite Insulation System|Silicone Oil

要約(日本語): 電力用油入変圧器の絶縁油として，環境や防災の観点から，鉱油の代わりにシリコーン油が注目されている．今回我々は電気光学Kerr効果を用いて，シリコーン油，および鉱油におけるプレスボード(以下PB)を配置した複合絶縁系の油中電界を直接測定した．実験結果をもとに油中の電荷挙動を考察すると，電荷挙動には絶縁油とPBとの体積抵抗率が影響し，正極性と負極性の違いから電界は最大値を有するがその後減衰することを確認した．また，各絶縁油において時定数はそれぞれ異なるが，基本的な電荷挙動は同様であることがわかったので報告する．

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