新幹線電車用主変圧器中におけるノーメックス(R)紙の熱的安定性の検証

カテゴリ: 部門大会

論文No: 272

グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/13

タイトル(英語): Evaluation of Thermal Stability of Nomex(r) Brand Paper in Main Transformer of Shinkansen Train Series 100

著者名: 田中 浩一(デュポン帝人アドバンスドペーパー),成瀬 新二(デュポン帝人アドバンスドペーパー),近藤 千尋(DuPontChina),石井義唯 (東海旅客鉄道)

著者名(英語): Hirokazu Tanaka(DuPont Teijin Advanced Papers ),Shinji Naruse(DuPont Teijin Advanced Papers),Chihiro Kondo(DuPont China),Yoshitada Ishi(Central Japan Railway)

キーワード: ノーメックス(R)|シリコーン油|引張強度|固有粘度|変圧器新幹線|Nomex(R)|Silicone oil|Tensile strength|Intrinsic viscosity|TransformerShinkansen

要約(日本語): 100％メタ型アラミドであるノーメックス® 紙は100系新幹線の主変圧器の巻線絶縁としてシリコーン油中で使用されてきた。今回100系新幹線の廃車にあたり、東海旅客鉄道、変圧器メーカーの協力を得て約13年間使用した8台の主変圧器を解体し、コイル内の7箇所からノーメックス®紙のサンプルを採取した。それらの引張強度、固有粘度を測定し1980年後半に米国デュポン社で生産されたデータと比較した。長年の厳しい使用環境にもかかわらず、ノーメックス®紙の劣化度合いは十分小さくシリコーン油との適合性の有効性が確認された。実際に使用された新幹線用主変圧器内の絶縁物の劣化状況を検証した貴重なデータが報告された。

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