風速分布の空間的相関を考慮したウインドファームの出力変動平滑化制御手法に関する考察

カテゴリ: 部門大会

論文No: 370

グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/13

タイトル(英語): A Study on Power Fluctuation Smoothing Control for Wind Farm Considering Spacial Distribution of Wind Speed

著者名: 熊野 照久(明治大学)

著者名(英語): Teruhisa Kumano(Meiji University)

キーワード: 風力発電|不規則変動|平滑|情報ネットワーク|空間分布|Wind Power Generation|Fluctuation|Smoothing|Information Network|Spacial Distribution

要約(日本語): 風の空間的分布には相関があり、ウィンドファーム内の各発電機が経験する風速変動は、ほぼ同じような形で既に風上側の風力発電機が経験したものである。風力発電においては風の変動によって出力や電圧が様々な変動を起し、これが電力系統の運用に対して負のインパクトを与えている。ただし、広い範囲にわたって風力発電機が散在するウインドファーム内で風速変動の情報を風上側から風下側へとやりとりすれば、風下側発電機では風上側発電機とは逆位相の発電出力変化を起こすことによってウインドファーム全体としての出力、電圧変動を抑制できる可能性がある。本研究では、この考えに基づいて具体的な制御方式を提案し、モデル系統による数値検討によって、その有効性を確認した。

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