風力発電の出力安定化のための蓄電池制御方式（その7） - 平滑化時定数と蓄電池出力の関係および時定数可変制御のねらい -

カテゴリ: 部門大会

論文No: 396

グループ名: 【B】平成18年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2006/09/13

タイトル(英語): New Control Method of Battery Storage System for Stabilizing Wind Farm Output (Part 7)

著者名: 七原 俊也(電力中央研究所),由本 勝久(電力中央研究所),沼田 徹夫(電源開発),輿水 源太郎(電源開発)

著者名(英語): Toshiya Nanahara(Central Research Institute of Electric Power Industry),Katsuhisa Yoshimoto(Central Research Institute of Electric Power Industry),Tetsuo Numata(Electric Power Development Co.,Ltd.),Gentarou Koshimizu(Electric Power Development Co.,Ltd.)

キーワード: 風力発電|出力変動平滑化|時定数可変制御|蓄電池出力|統計分析制御のねらい|wind power generation|smoothing out output fluctuation|time constant shift control|outputs of a battery energy storage|statistical analysisaim of a developed control

要約(日本語): 蓄電池システムを併設することで変動の著しい風力発電の出力変動を平滑化することが可能となる。しかし、蓄電池システムのkW容量を越える蓄電池の出力要求があった場合、平滑化後の出力にスパイク状の変動が重畳し、短周期側の平滑化性能が劣化するおそれがある。著者らはウィンドファームに蓄電池を併設し、その出力安定化のための技術開発を行っているが、上述の問題意識のもと、「時定数可変制御」を提案した。本報告では平滑化に必要なパラメータである平滑化時定数を変化させた場合の、蓄電池出力の傾向分析を行うことで、同制御の基本性能を検討する。また、この検討結果を踏まえて構築した同制御の制御フローを概説する。

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