多目的配電系統拡張計画に対するSPEA2とLSの適用

カテゴリ: 部門大会

論文No: 34

グループ名: 【B】平成19年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2007/09/12

タイトル(英語): Application of SPEA2 and LS to Multi-objective Distribution Network Expansion Planning

著者名: 山田 佳法(明治大学),森 啓之(明治大学)

著者名(英語): Yoshinori Yamada(Meiji University),Hiroyuki Mori(Meiji University)

キーワード: 多目的配電系統拡張計画|SPEA2|LSLS|Multi-objective distribution network expansion planning|strength pareto evolutionary algorithm 2|local search

要約(日本語): 本稿は多目的配電系統拡張計画に対してStrength Pareto Evolutionary Algorithm2 (SPEA2と略記) とLocal Search (LSと略記) を組合せた手法を提案する。近年の電力市場の規制緩和，自由化に伴い，市場の競争化が促進され，配電系統において著しい技術的変化が見られる。この競争市場下で配電系統におけるコスト最小化は重要な問題のひとつであり，配電系統拡張計画の重要性が増している。配電系統拡張計画は系統コストを最小化し，系統信頼度を最大化する系統を構想する計画である。配電系統拡張計画において最適化すべき系統コストと信頼度は互いに相反する関係を持つ目的であり，複数目的を同時に扱う多目的最適化として考慮される。本稿では多目的最適化手法として近年注目されているSPEA2を配電系統拡張計画を解決する手段として適用する。また，SPEA2にLSを組合せることによりさらなる高精度化を実現する。本提案法により潜在的に存在する複数のパレート最適解を発見し，計画目的のトレード・オフの視覚化を可能にする。また，トレード・オフを考慮した上で複数計画解の中から適切な計画解を選択することで，より柔軟な計画を実現する。

PDFファイルサイズ: 7,916 Kバイト