変圧器内部における放電判定の精度向上
変圧器内部における放電判定の精度向上
カテゴリ: 部門大会
論文No: 140
グループ名: 【B】平成19年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2007/09/12
タイトル(英語): Improvement in Diagnostic Method for Electric Discharge in Oil-filled Transformers
著者名: 大塚尚弘 (東京電力),平野 貴之(東京電力),土江 基夫(三菱電機)
著者名(英語): Takahiro Otsuka(The Tokyo Electric Power Company,Incorporated),Takashi Hirano(The Tokyo Electric Power Company,Incorporated),Tsutie Motoo(Mitsubishi Electric Corporation)
キーワード: 変圧器|油中ガス分析|高精度油中ガス分析|アセチレン|銅|Transformer|Dissolved gas analysis|High-accuracy dissolved gas analysis|Acetylene|Copper
要約(日本語): 油入変圧器の内部異常診断手法には,電気協同研究「油入変圧器の保守管理」に基づく油中ガス分析が広く適用されている。ここでの放電指標となるアセチレンは,巻線材料の銅と反応し,濃度が減少することが知られており,そのことが診断を妨げる要因となっている。そこで本論文では,「微量の油中ガス分析を抽出・分析する新しい油中ガス分析」(高精度油中ガス分析)における放電指標であるメチルビニルアセチレンの安定性を評価するために,銅との反応試験を実施した。その結果,変圧器内におけるメチルビニルアセチレンが極めて安定しており,また,それを定量把握することで変圧器内部における放電発生状況の判定精度向上が図られたので報告する。
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