油中BTEX測定による油入電気機器異常診断に関する検討
油中BTEX測定による油入電気機器異常診断に関する検討
カテゴリ: 部門大会
論文No: 148
グループ名: 【B】平成19年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2007/09/12
タイトル(英語): Detection of Faults in Oil-filled Electric Equipments by the Measurement of BTEX in Insulating Oil
著者名: 佐藤 学(ユカインダストリーズ),松永 充史(ユカインダストリーズ)
著者名(英語): Gaku Satou(YUKA Industries Co. Ltd),Atsushi Matsunaga(YUKA Industries Co. Ltd)
キーワード: 油入電気機器|BTEX|アセチレン|異常診断|SPME|Oil-filled Electric Equipments |BTEX|Acetylene|Failure Diagnosis|SPME
要約(日本語): 変圧器等の油入電気機器の保守における異常過熱と放電の指標として、油中アセチレンが使用されてきた.しかしアセチレンは放電・過熱いずれによっても生成するため、他の分解生成ガスとの比率で診断が行われている.またアセチレンは銅と反応して油中濃度が低下するため、必ずしも正確に状態を把握するとは限らない点が指摘されている.さらに通常の油中アセチレン分析レベルでは検出が困難な放電もあり、より検出が容易な劣化指標が望まれている.
本報告では放電時に生成する安定な成分としてのBTEXに着目し、SPMEによる簡易な測定手法、BTEX生成条件と生成量、化合物分布への影響を検討して、放電、過熱等の判定が容易にできる方法を検討した結果について報告する.
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