熱履歴を用いた電力用変圧器巻線絶縁紙の平均重合度推定
熱履歴を用いた電力用変圧器巻線絶縁紙の平均重合度推定
カテゴリ: 部門大会
論文No: 158
グループ名: 【B】平成19年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集
発行日: 2007/09/12
タイトル(英語): Estimation of the Average Degree of Polymerization of Insulating Paper in Power Transformers Based on Thermal Traces Produced
著者名: 中塚 俊(東北電力),早坂 充弘(東北電力),菅谷 芳雄(北芝電機),齋藤 隆之(北芝電機),佐々木 英(北芝電機)
著者名(英語): Takashi Nakatsuka(Tohoku Electric Power Co.,Inc.),Mitsuhiro Hayasaka(Tohoku Electric Power Co.,Inc.),Yoshio Sugaya(Kitashiba Electric Co.,Ltd.),Saito Takayuki(Kitashiba Electric Co.,Ltd.),Ei Sasaki(Kitashiba Electric Co.,Ltd.)
キーワード: 変圧器|平均重合度|絶縁紙|熱履歴|寿命損失加速劣化試験|Transformer|Average Degree of Polymerization|Insulating Paper|Thermal Traces|Loss of LifeAccelerated Ageing Test
要約(日本語): 変圧器の寿命を決定する巻線絶縁紙の経年劣化度診断は,絶縁紙材料の劣化によって絶縁油中に生成したCO2+COやフルフラール等の劣化指標成分を用いる手法が一般的であるが,それらの劣化指標成分から推定される絶縁紙の劣化度合い(平均重合度残率)が実測値と乖離する場合もあるため,新たな劣化度診断技術が望まれている。そこで,筆者らは,絶縁紙が主として熱的要因により劣化することに着目し,巻線に発生する熱履歴を用いた経年劣化度診断について検討を進めてきた。
本稿では,絶縁紙中水分を考慮した加速劣化試験から得られた熱履歴と絶縁紙の劣化度合いの関係を基に,経年変圧器巻線絶縁紙の平均重合度残率を推定し,解体後に採取した巻線絶縁紙の実測値と比較検討を行ったので,その概要を報告する。
PDFファイルサイズ: 2,071 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
