制動抵抗による高次高調波共振の抑制

カテゴリ: 部門大会

論文No: 169

グループ名: 【B】平成23年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2011/08/30

タイトル(英語): Suppression of Higher Harmonics Resonance with Damping Resistance

著者名: 池田 雄二(室蘭工業大学),杉村 翔士(室蘭工業大学),内藤 督(室蘭工業大学),遠山 篤(室蘭工業大学),太田 文彦(東京電力)

著者名(英語): Yuji Ikeda(Muroran Institute of Technology),Shouji Sugimura(Muroran Institute of Technology),Tadashi Naitoh(Muroran Institute of Technology),Atsushi Toyama(Muroran Institute of Technology),Fumihiko Ohta(Tokyo Electric Power Company)

キーワード: 高圧配電系統|高次高調波共振|制動抵抗|固有モード|distribution system|higher harmonics resonance|damping resistance|eigen mode

要約(日本語): 近年、風力エネルギーの有効利用の観点から可変速風力発電機が増加している。しかし同発電機はPWM制御により数kHzの高次高調波電流が発生する。それが系統に流出すると系統の閉回路で並列共振し、力率改善用コンデンサ（SC）に過電流が流れ、障害が起こる場合がある。本稿では制動抵抗RDを共振回路に挿入し、共振抑制を行う方法について基礎検討を行っている。同法では共振の抑制効果はRDに比例するが、RDを過大にし過ぎると、制動対象である振動（共振）状態が失われるという二律背反性がある。このような、相反する要求を満足する方法について報告している。

PDFファイルサイズ: 1,887 Kバイト