金属グリッドを内部に配した密閉容器におけるアークに伴う圧力上昇特性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 302

グループ名: 【B】平成23年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2011/08/30

タイトル(英語): Characteristics of Pressure-rise due to Arc in a Closed Chamber with a Metal Grid

著者名: 田中 慎一(電力中央研究所),宮城 吏(電力中央研究所),岩田 幹正(電力中央研究所),天川 正士(電力中央研究所)

著者名(英語): Shin-ichi Tanaka(Central Research Institute of Electric Power Industry),Tsukasa Miyagi(Central Research Institute of Electric Power Industry),Mikimasa Iwata(Central Research Institute of Electric Power Industry),Tadashi Amakawa(Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 圧力|アーク|金属グリッド|大電流|電気設備公衆安全|Pressure|Arc|Metal grid|High current|Electrical installationPublic safety

要約(日本語): 密閉状態に近い容器内に課通電部位が存在するような電気設備において，万一，故障アークが発生した場合には，機器の破損等に結び付く恐れのある内部圧力上昇が生じる。このような内部圧力上昇への対策のため，金属グリッドが適用される場合があるが，その影響や効果は十分には明らかにされておらず，評価手法の確立に向けた詳細な現象把握は極めて重要である。本稿では，各種の金属グリッドを配置した密閉容器内部で大電流アークを発生させ，その際の内部圧力上昇の様相の変化を実験的に調査した結果について述べた。この調査結果より，金属グリッドには，密閉容器内で発生する圧力上昇の最大値を低減できる効果を有することが明らかとなった。

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