上位系統の高調波電圧の影響を考慮した配電系統の高調波電流解析

カテゴリ: 部門大会

論文No: P15

グループ名: 【B】平成23年電気学会電力・エネルギー部門大会講演論文集

発行日: 2011/08/30

タイトル(英語): Analysis of Harmonic Current in Distribution Systems Considering Influences of Harmonic Voltage in Transmission Systems

著者名: 稲垣 淳一(早稲田大学),林 泰弘(早稲田大学),多田 泰之(東京電力)

著者名(英語): Junichi Inagaki(Waseda University),Yasuhiro Hayashi(Waseda University),Yasuyuki Tada(Tokyo Electric Power Company)

キーワード: 高調波解析|電力品質|配電系統配電系統|harmonic analysis|power quality|distribution system

要約(日本語): 本論文では，上位系統の高調波電圧が配電系統の高調波電流に与える影響について述べる。数値解析を基にした従来の高調波解析用の等価回路では，配電系統の高調波電流は単純な高調波電流源と考えられてきた。しかしながら，早稲田大学構内の配電系統模擬実験設備での実験結果から，上位系統の高調波電圧含有率および基本波電圧と高調波電圧の位相差が変化すると，配電系統の高調波電流の大きさも変化することが明らかとなった。この結果を解析するため，本論文では，配電系統の高調波電流の変化を模擬する新しい回路モデルを提案する。さらに，ATP-EMTPによる回路計算を行い，実験結果と回路計算結果を照合することで，提案モデルの有効性を検証する。

PDFファイルサイズ: 10,097 Kバイト