太陽光発電自立運転時の特性
太陽光発電自立運転時の特性
カテゴリ: 部門大会
論文No: 193
グループ名: 【B】平成24年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2012/09/12
タイトル(英語): Characteristic of Stand-alone Operation of Photovoltaic Generation
著者名: 浅利 真宏(電力中央研究所),高木 道夫(電力中央研究所),小林 広武(電力中央研究所)
著者名(英語): Masahiro Asari(Central Reserach Institute of Electric Power Indstry),Michio Takagi(Central Reserach Institute of Electric Power Indstry),Hiromu Kobayashi(Central Reserach Institute of Electric Power Indstry)
キーワード: 太陽光発電|パワーコンディショナ|自立運転自立運転|Photovoltaic Generation|Power Conditioning Subsystem|Stand-alone Operation
要約(日本語): 日本大震災をうけて、系統停電時における太陽光発電のパワーコンディショナ(PCS)の自立運運転コンセントを利用した電力供給に注目が集まっている。自立運転においては、与えられる日射強度と負荷の条件下で、最大限安定性と安全性を確保して運転することが望まれるが、これらの特性は十分に明らかにされていない。停電時の利用拡大と安全性確保のためには、これらの特性を定量的に把握し、改良点を明らかにする必要がある。このため、市販されている5機種の国内製PCSを対象に、11種類の家電機器を用いた自立運転時の安定性と安全性についての試験を行い、安定性について評価した。。
(1) 安定性試験:日射強度低下等により供給電力が不足状態になっても運転を継続する機種(2機種)が存在する。また、電子レンジ等、電流歪みの比較的大きい負荷を動作させると、3機種は総合電圧歪み率が10%以上となり、うち1機種は運転継続できない。 負荷起動時の安定性については、全体的に、白熱電球等の突入電流のある負荷において、日射強度がその負荷の定常運転に対しては十分であっても、突入電流による短時間の直流電圧低下により起動不能となる場合がある。これは、PCSの直流部にコンデンサを並列接続する方法で改善できる。以上により、自立運転時の電力品質指針の策定と、それに基づくPCSの改善が望まれる。
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