大規模疎行列求解アルゴリズムの改良による瞬時値解析の高速化

カテゴリ: 部門大会

論文No: 235

グループ名: 【B】平成24年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2012/09/12

タイトル(英語): A Fast Solution Algorithm of a Large Sparse Matrix in the EMT Analysis

著者名: 米澤 力道(電力中央研究所),野田 琢(電力中央研究所)

著者名(英語): Rikido Yonezawa(Central Research Institute of Electric Power Industry),Taku Noda(Central Research Institute of Electric Power Industry)

キーワード: 瞬時値解析|疎行列|LU分解|前進・後退代入|XTAP電力系統|Electromagnetic transient analysis|Sparse matrix|LU decomposition|Forward and backward substitution|XTAPPower systems

要約(日本語): 電力系統の瞬時値解析に対するニーズの高まりを背景に，電力中央研究所では電力系統瞬時値解析プログラムXTAPの開発を進めている。最近では，解析用途の広がりに伴い，大規模な回路を取り扱うことが多くなり，計算時間の増大が問題となってきた。計算時間の多くは，回路を記述する連立一次方程式の求解過程が占めるため，その高速化が必要である。そこで，求解過程で行われる疎行列の前進・後退代入に対して，その処理を効率化する非零組合せ方式を応用し，従来手法と計算速度を比較した。18の例題回路を用いた評価の結果，速度向上率は1～21%であった。

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