柱上変圧器の励磁電流高調波に同期した高調波注入による単独運転防止方式の実験的検証

カテゴリ: 部門大会

論文No: 29

グループ名: 【B】平成24年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2012/09/12

タイトル(英語): Experimental Study of Islanding-Prevention Method by Harmonic Injection Synchronized to Exciting Current Harmonics of Pole Transformer

著者名: 吉田 義昭(同志社大学),鈴木 宏和(東京大学),藤原 耕二(同志社大学),石原 好之(同志社大学)

著者名(英語): Yoshiaki Yoshida(Doshisha University),Hirokazu Suzuki(The University of Tokyo),Koji Fujiwara(Doshisha University),Yoshiyuki Ishihara(Doshisha University)

キーワード: 柱上変圧器|単独運転防止|高調波同期注入|高調波電圧検出|太陽光発電システム|pole transformer|islanding-prevention|synchronized injection of harmonic currents|harmonic voltage detection|photovoltaic system

要約(日本語): 太陽光発電システムが配電系統に大量に連系すると，発電電力と負荷が平衡しやすくなるため，単独運転発生時は速やかに検出して停止することが保安の確保上重要である。本論文では複数台連系時に周波数と線路電圧がほとんど変化しない状態でも単独運転を確実に防止する新しい単独運転検出方式を提案する。提案手法では，柱上変圧器の励磁電流高調波に同期した微小な高調波能動信号を系統連系インバータから配電系統に常時注入し，単独運転時の高調波電圧の変化を効率的に増大させる。本手法を搭載した試作機を開発し，単独運転検出装置の機能要件である能動信号の相互干渉防止，高速解列および不要動作防止を評価し，提案手法の有効性を実証した。

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