154～275kV油入変圧器絶縁紙の温度履歴解析に基づく熱劣化評価手法

カテゴリ: 部門大会

論文No: 343

グループ名: 【B】平成24年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2012/09/12

タイトル(英語): Thermal Deterioration Evaluation Method Based on Temperature History Analysis for Insulation Paper of 154-275kV Oil Immersed Transformers

著者名: 水谷 嘉伸(電力中央研究所),高橋 紹大(電力中央研究所),羽柴 靖人(関西電力),櫛原 一世(関西電力),牟田神東 達也(かんでんエンジニアリング)

著者名(英語): Yoshinobu Mizutani(Central Research Institute of Electric Power Industry),Tsuguhiro Takahashi(Central Research Institute of Electric Power Industry),Yasuhito Hashiba(The Knasai Electric Power Co.,Inc.),Kazuyo Kushihara(The Knasai Electric Power Co.,Inc.),Tatsuya Mutakamihigashi(Kanden Engineerign Corporation)

キーワード: 変圧器|絶縁紙|熱劣化|過渡温度|診断|transformer|insulation paper|thermal deterioration|transient temperature|diagnosis

要約(日本語): 油入変圧器は絶縁紙の平均重合度を劣化の指標として，その値を油中分解成分測定法により推定している。しかし，１５４～２７５ｋＶ油入変圧器の場合はデータの蓄積数が少なく統計的な評価を行うのが難しい。そこで，絶縁紙の熱ストレス履歴の解析に基づく劣化推定手法の適用を検討した。このため，１５４～２７５ｋＶ油入変圧器の冷却方法を考慮した過渡温度計算を開発し，撤去予定の機器について本推定手法を適用した。その結果，変圧器撤去後の平均重合度実測値と推定値を比較した結果，１０％の精度で推定できることを明らかにし，油中分解成分測定法よりも精度の高い診断が可能となる見通しを得た。

PDFファイルサイズ: 1,664 Kバイト