絶縁体の物性と部分放電様相の関係

カテゴリ: 部門大会

論文No: 426

グループ名: 【B】平成24年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2012/09/12

タイトル(英語): Relationship between the Physical Property of the Insulator and the Aspect of Partial Discharge

著者名: 牟田神東 達也(兵庫県立大学),黒石 祥斗(兵庫県立大学),岡田 翔(兵庫県立大学),上野 秀樹(兵庫県立大学)

著者名(英語): Tatsuya Mutakamihigashi(University of Hyogo),Yoshito Kuroishi(University of Hyogo),Sho Okada(University of Hyogo),Hideki Ueno(University of Hyogo)

キーワード: 部分放電|電磁波|エポキシ樹脂エポキシ樹脂|partial discharge|electromagnetic wave|epoxy resin

要約(日本語): 絶縁性能の低下によって部分放電が発生する。大気中，絶縁油中およびエポキシ樹脂中で発生する部分放電の周波数成分を比較したところ，それぞれに特徴が見られる事が我々の研究グループによって確認されている。この特徴が見られる要因の理論的解明の一環として，エポキシ樹脂が液状から硬化するに従い放電様相が変化するかを実測により確認した。その結果，エポキシ樹脂の硬化前には，放射電磁波の周波数スペクトルが絶縁油中での部分放電と似通った様相になる事を確認した。この事から部分放電の周波数成分は，気体，液体，固体といった物質の三態の影響を受ける可能性がある事が分かった。

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