大型高温超電導同期モータの界磁巻線の最適化設計

カテゴリ: 部門大会

論文No: 373

グループ名: 【B】平成25年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2013/08/27

タイトル(英語): Optimal Design of Field Winding Coil in 20 MW-class HTS Synchronous Motor for Large Ship Propulsion

著者名: 桐花 和馬(新潟大学),河井 利宏(新潟大学),福井 聡(新潟大学),小川 純(新潟大学),佐藤 孝雄(新潟大学)

著者名(英語): Kazuma Kirihara(Niigata University),Toshihiro Kawai(Niigata University),Satoshi Fukui(Niigata University),Jun Ogawa(Niigata University),Takao Sato(Niigata University)

キーワード: 超電導機器|Superconducting device

要約(日本語): 電気推進船は環境性・省エネルギー性・操作性の観点から普及が期待されている．しかしながら，タンカーなど大出力の大型船舶への適用を考えると，現用モータでは鈍重な設計になってしまい，電気推進を適用するメリットを阻害する恐れがある．近年，高温超伝導の線材技術の進歩は著しく，高電流密度・高磁界という超伝導の特徴を生かすことにより，大型電動機の軽量コンパクト化・高効率化の可能性が出てきた．現用の回転機理論には長い歴史があり，その設計手法はほぼ確立されている．しかしながら，現用電動機設計は銅線と鉄心を用いることを前提としたものであり,そのまま超伝導機の設計に用いても超伝導のメリットを十分に生かした設計を行うことができない場合が多い．高温超伝導を適用するメリットを最大限生かすためには，超伝導の特性を十分考慮した最適な電動機設計を行う必要がある．そこで本研究では，LNG輸送タンカー級の大型船舶に適用可能な20MW級高温超伝導同期モータの高温超伝導界磁コイルの高温超伝導線材特性に基づいた最適化設計をについて数値解析により検討した．

PDFファイルサイズ: 1,897 Kバイト