二層多角形配置YBCO集合導体の外層と内層の電流バランスによる交流損失特性への影響
二層多角形配置YBCO集合導体の外層と内層の電流バランスによる交流損失特性への影響
カテゴリ: 部門大会
論文No: P32
グループ名: 【B】平成25年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2013/08/27
タイトル(英語): Influence of AC Transport Current Balance on AC Loss in a Two Layered Polygonal YBCO Assembled Conductor
著者名: 村木 秀徳(新潟大学),春日 瑛祐(新潟大学),小川 純(新潟大学),福井 聡(新潟大学),岡 徹雄(新潟大学),佐藤 孝雄(新潟大学)
著者名(英語): Hidenori Muraki(Niigata University),Eisuke Kasuga(Niigata University),Jun Ogawa(Niigata University),Satoshi Fukui(Niigata University),Tetsuo Oka(Niigata University),Takao Sato(Niigata University)
キーワード: 高温超伝導線材|交流損失|集合導体集合導体|High temperature superconducting tape|AC loss|Assembled conductor
要約(日本語): 本研究は高温超伝導線材を二層多角形配置にした時に内外層の電流バランスが交流損失特性に及ぼす影響について実験的に調査を行ったものである。具体的には二層六角形配置YBCO集合導体を作成し、内外層の電流バランスを変化させた時の全体の損失を評価した。この結果、損失が最も小さくなる条件は外層よりも内層に多めの電流を流した時であり、この理由として、外層の線材は内層が作る磁界に晒されているのに対し内層は通電による損失のみであるため外層の負荷が大きい為であると考えられる。これらの実験により、超伝導ケーブルなど多層化された超伝導線材に交流通電を行った場合には電流バランスの最適値があることが示された。
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