回路部品の内部状態更新処理の並列化による瞬時値解析の高速化

カテゴリ: 部門大会

論文No: 123

グループ名: 【B】平成26年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2014/09/10

タイトル(英語): Fast EMT Simulations by Parallelization of Updating Process of Circuit Components

著者名: 米澤 力道(電力中央研究所),野田 琢(電力中央研究所),マーク ホーマン(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)

著者名(英語): Rikido Yonezawa(CREIPI),Taku Noda(CREIPI),Marc Hohmann(EPFL)

キーワード: 瞬時値解析|並列化|高速化|OpenMP|XTAP|Electromagnetic transient analysis|Parallelization|Fast algorithm|OpenMP|XTAP

要約(日本語): 電力系統の瞬時値解析に対するニーズの高まりを背景に，電力中央研究所では電力系統瞬時値解析プログラムXTAPの開発を進めている。最近では，解析対象となる回路の大規模化などにより，計算時間の高速化が求められている。計算時間の大半は，回路方程式を解く求解過程と，各回路部品の内部状態を更新する内部状態更新過程が占める。本報告では，内部状態更新過程を並列処理し，解析時間を短縮する手法を提案する。共有メモリ型の並列化手法であるOpenMPを用いて提案手法をXTAPに実装した結果，内部状態更新処理に時間を要する線路モデルが多く含まれる解析回路では，4並列で最大で2.3倍の高速化が達成できた。

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