パルスアークの電流増加率が及ぼすアーク温度と電圧の計測

カテゴリ: 部門大会

論文No: 273

グループ名: 【B】平成26年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2014/09/10

タイトル(英語): Measurement of Voltage and Temperature in Pulsed Arc Affected by Current Increment Ratio

著者名: 齋藤勇樹 (東京都市大学),三堀広紀 (東京都市大学),岩尾 徹(東京都市大学),湯本 雅恵(東京都市大学)

著者名(英語): Yuki Saito(Tokyo City University),Hironori Mitsubori(Tokyo City University),Toru Iwao(Tokyo City University),Motoshige Yumoto(Tokyo City University)

キーワード: パルスアーク|TIGアーク溶接|アーク温度|電流増加率|分光計測アーク溶接|pulsed arc|TIG arc welding|arc temperature|current increment ratio|spectroscopyarc welding

要約(日本語): パルスアークに関する研究は実測を交えた検討が極めて少なく，パルスアークの現象を解明する事が求められている。本研究では，パルスアークの電流増加率が及ぼす温度と電圧の過渡応答の計測を目的とする。結果として，電流の増加率を増加させると，300 A/s程度から定常電流とパルス電流の温度差が生じ始め，1000 A/s程度で2000 Ｋ程の差が測定された。また，同時に電流変化時のアーク電圧ならびにアーク直径を計測することで，電流増加率によって電磁力が大小することが検証された。以上より，アーク温度の時間変化はパルス電流の増加率により引き起こされることが明らかとなった。

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