電気絶縁紙の応力－ひずみ曲線の伸張速度依存性

カテゴリ: 部門大会

論文No: 282

グループ名: 【B】平成26年電気学会電力・エネルギー部門大会

発行日: 2014/09/10

タイトル(英語): Effect of Strain Rate on Stress-Strain Curves of Insulating Paper

著者名: 小西 義則(ユカインダストリーズ),吉田 昌展(中部電力),林 義一郎(電源開発)

著者名(英語): Yoshinori Konishi(Yuka Industries Co.,LTD.),Masanobu Yoshida(Chubu Electric Power co.,INC.),Yoshiichirou Hayashi(Electric Power Development Co.,LTD.)

キーワード: 変圧器|絶縁紙|引張強さ|伸張速度|応力－ひずみ曲線|Power Transformer|Insulating Paper|Tensile Strength|Strain Rate|Stress-Strain Curve

要約(日本語): 変圧器用コイル絶縁紙の試験方法は1分間当たりの伸張長さが試験長さの10±2.5％に調整するとJIS規格に規定されており，絶縁紙が破断するには数十秒要する。一方，変圧器の至近短絡故障時に絶縁紙に作用する短絡電磁機械力は数十ミリ秒程度で最大値まで到達するので，JIS規格に規定される速度より速い。よって，変圧器用コイル絶縁紙の評価にはそのような高速において絶縁紙はどのように破断するのか理解することが不可欠である。今回，コイル絶縁紙を種々の伸張速度で引張試験して応力ひずみ曲線を取得し，絶縁紙の破断面を電子顕微鏡観察した結果から絶縁紙破断のメカニズムを推察したので報告する。

PDFファイルサイズ: 498 Kバイト