強風時における垂直軸小型風力発電機の出力制御
強風時における垂直軸小型風力発電機の出力制御
カテゴリ: 部門大会
論文No: 295
グループ名: 【B】平成26年電気学会電力・エネルギー部門大会
発行日: 2014/09/10
タイトル(英語): A Control Method in Strong Wind Region for Vertical Axis Wind Turbine
著者名: 森永 崇太(琉球大学),池間 大記(琉球大学),又吉 秀仁(琉球大学),千住 智信(琉球大学)
著者名(英語): Shuta Morinaga(University of the Ryukyus),Hiroki Ikema(University of the Ryukyus),Hidehito Matayosi(University of the Ryukyus),Tomonobu Snjyu(University of the Ryukyus)
キーワード: 垂直軸風車|永久磁石同期発電機|回転速度制御|出力制御|vertical axis wind turbine (VAWT)|permanent magnet synchronous generator (PMSG)|rotational speed control|output power control
要約(日本語): 近年,一般住宅向けに小型の風力発電機が商業化されている。
小型の風力発電機には,プロペラ型と垂直軸型がある。一般住宅向けには、ヨー制御を必要とせず構造がシンプルであるという利点から垂直軸型の風力発電機の導入拡大が考えられる。しかし,わが国において年間十数あまりの台風が来襲している。中でも、日本の南に位置する沖縄諸島では本島よりも台風通過の頻度が多く,また、離島においては台風の被害による風車の倒壊が発生したこともある。
風車倒壊における一つの理由として制御電源喪失によるヨー制御の機能が不能と
なるような事態が挙げられている。
そこで台風等による強風時においても風力発電が正常に制御できる状態であることが重要な課題となる。
そこで本論文では,従来の制御則におけるカットアウト風速を超えた場合でも、発電を停止させずに,強風時においても風車を低速で回転させることにより,発電を継続する制御手法を提案する。
提案手法を用いることにより,急激に供給電力が減少することを防ぐことができ,垂直軸風力発電機の普及拡大につながると考えられる。
PDFファイルサイズ: 257 Kバイト
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